ハンドメイドミノーを作る際に、鱗模様の表現として使用されるアルミ素材。
主に2種類のアルミ素材を使い分けるケースがあります。
一つはやや厚みがあるアルミテープという素材。
そしてもう一つは薄いアルミ泊という素材(キッチンで使用するアルミホイルですね)のどちらかを使用するケースが多いです。
それぞれ素材の厚さが異なるので、どのような魚種を作るのか、どのような鱗模様を転写したいかで、素材を選択し表現することが重要だと考えています。
モノクロームでは基本的にトラウトや鮎など、鱗の細かい魚種を模して製作することが多いので、アルミ泊を使用してキリッと細い鱗模様にするように心掛けています。
逆に鱗が大きくて粗い魚種はアルミテープの方が鱗がクッキリとして表現しやすいケースが多いです。
技術的な難易度としてはアルミ箔を貼ることの方が難しく、多くのビルダーがアルミテープを使用しているのは、アルミ箔を綺麗に貼るということの難易度の表れでしょう。
作業効率を考えてもアルミテープの方が工程も少ない、ということも挙げられますけどね。
作り手の好みで分かれるという事も言えますが、僕は何よりアルミ箔の光沢はアルミテープの光沢よりも美しいと感じています。
もちろんアルミ箔の扱い方については僕もたくさん練習して習得した技術ですが、アルミ箔を裁断する際にとても便利なのが「ロータリカッター」です。

アルミ箔は非常に薄い素材故に、触るだけで傷がつき、シワになります。
通常のカッターナイフで裁断する場合は切れ味の良いカッターナイフでも裁断が困難な程です。
しかしこのロータリカッターという道具コロコロと丸い刃を転がすだけでスパスパとアルミがカットできる素晴らしい道具です。
この道具を考えた方って本当にすごいなぁ〜。
刃物は切出し刀も使いますが、やっぱりオルファのカッターナイフは欠かせません。
ルアーを作る際の刃物は基本的にこの四つ刃物と、目玉を作る際のポンチ類があれば全ての作業をこなすことができます。
作るための道具は割とシンプルですから、秋の夜長にルアーの製作に着手してみるのも楽しいと思いますよ。

さて、今日も引き続き製作に励んで行きたいと思います。

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