源流域の釣行には欠かせないバックパックですが、中でもAfterglow(アフターグロー)のストリームチェイサーバックパックの洗練された機能とデザインは流石の一言です。
タキガヒラもデザイナーの横川氏と源流釣行に同行させて頂いたことがありますが、横川氏はかなりタフな方で、とにかく良く歩く。
1日で歩く範囲は常人の2〜3倍程歩き回り、支流もあちこちと釣り歩く。
「こんなところまで行くの!?」とびっくりするような細流までも攻めてしまう横川氏はまさに開発者でありながら、最もこのバックパックを使い込んでいるので機能にも妥協がありません。
彼がフィールドでの数百時間に及ぶテストの末に完成させた、源流域を安全に、より快適に遡行するためのアイテム。
「源流スペシャル」に相応しいバックパックがこの「ストリームチェイサーバックパック」なのです。
今回はモノクロームにも2025年新型のストリームチェイサーバックパックが入荷しておりますので紹介していきたいと思います。
ーメインコンパートメントー
容量約23リットルのメインコンパートメントは、山中へ分け入り釣りをする際に必要な装備を、十分に収納できる1DAYサイズ。
幅を持たせ厚みと高さを抑えることで、倒木や枝の下をくぐる際や高巻きの時も邪魔にならないシェイプにしてあります。

また、里川での釣行など荷物が少ない場合は、薄くコンプレッションすることも可能。
YKK アクアガード(止水ファスナー)を使用した上部のポケットには、車のカギを取り付けるキーストラップを配置。
前モデルより容量をアップしたことで、浄水器やヘッデン、サングラスケースなどの小物を収納するのに最適です。
また、この上部ポケットの裏には、ランディングネットを取り付けるためのDリングを付けました。
同じくYKK アクアガード(止水ファスナー)を使用した縦に開く表面のポケットは、ロープポケット。
こちらも前モデルではバックパック内側へ容量が広がるような構造だったのに対して、表側にマチの付いた構造へ変更。
容量も約7リットルとなり、渓流でよく使われる8mm×20メートルのロープ+ハーネス類や8mm×30メートルロープを余裕をもって収納することも可能になりました。

ランディングネットをDカンに取り付けた際には、手を伸ばす距離が増えてしまいましたが、バックパックの積載量は格段にアップ。
ロープを入れない時は、レインジャケットなどすぐに出し入れしたいものを仕舞うのにも最適です。
このロープポケット下部には水抜きが付いていますので、濡れたロープやレインジャケットなどを直接入れても水が溜まることなく抜けて行きます。
両サイドには、ロッドの固定やコンプレッションを行うためのバンジーコードと下部のポケット(水抜き付き)があり、ルアーやフライのロッドからテンカラ竿、のべ竿、ロッドチューブなどを携帯できます。(こちらも深さと大きさがアップしています)
また、釣行中の高巻きの際や入退溪時にリールを付けたままロッドを取り付けることも可能。
両サイド下部には、カラビナなど登攀具をぶら下げる為のギアループを配しました。
ウエストベルト部分は、固定式だった前作から大幅に改良された部分。
登山や溪泊釣行用に作られたTOMANOに採用されているPIVOTシステムのウエストベルトを搭載。
これによりバックパックの荷重を常にウエストベルト中央に載せつつ、歩行や登攀時に脚を上げる動作で骨盤の傾斜を妨げることなく動きやすい背負い心地を実現しています。
この改良は、バックパックの容量アップに伴い必要だった部分であり、結果として肩にかかる荷重を腰へ分散することで長時間竿を振っていても疲れにくく、正確なキャストをサポートします。
レーザー裁断でスリットを開けたMOLLEシステム対応のスロットには、各種ポーチ類やオプションを装着可能。
フロントポーチ下部はこのウエストベルトのMOLLEスロットへ、体形に合わせた位置で固定してください。
また、ウエストベルトは取り外しが可能になりましたので、普段使いする際などは外すこともできますし、ウエストベルトが痛んできた際には新しいものと換装することも可能です。(別売り予定)
ショルダーストラップ部は、キャスティングの邪魔にならないようなシルエットと薄手のパッドで背負い心地と使いやすさを両立。
熱気の溜まりやすかった上部は、メッシュ仕様に変更されています。
緊急時や野生動物への警告に使えるホイッスルを標準装備。
また、フロントポーチを取り付けるためのバックルは、上下できますので、体系や好みに合わせて調整してください。
背中部分は、肩甲骨と腰部分にクローズドセルのパッドの上にメッシュ素材を配し、水を吸いにくく背中部分の通気性を確保しました。
内蔵されている芯板には、中心にアルミバーをインサート。
ご自身の体型に合わせて曲げていただくことで高いフィット感とバックパックの荷重をウエストベルトにしっかりと載せることができます。
そしてこのアルミバーと芯板は、荷物が少ない時など必要に応じて取り外すこともできます。
※背面パネル内のアルミバーは、購入後必ず背中のカーブに合わせて曲げてからご使用ください。
ご自身の体形に合わせることで、背負い心地やフィット感が大きく変わります。

明日の投稿へ続く・・・。
=本日のアイテム=

小さな釣具屋モノクローム(Fishing Gear Monochrome)
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