今回で2025年のレイクフィッシングスクールも最終回。あっという間の1ヶ月半でした。
今年の御母衣ダムの状況としては、大雪の影響で解禁当初の水位が低く、強い濁りがなかなか回復しない状況でした。御母衣湖で釣りが可能になったのは3月中旬で、そこから2週間ほどは魚が薄く厳しいスタート。
実際に釣果が安定しだしたのは3月の下旬でしたが、今年の御母衣湖は出ればサイズが大きいのです。
45〜50cmクラスの陸封サクラマス・サツキマスの釣果がここ近年では一番多く聞こえ、釣り人たちを熱くさせました。しかし裏を返せば魚が大型化する年は全体的に魚が薄い(少ない)傾向が強く、実際に例年ではよく見られる 35〜39cmのサイズの魚がかなり少なかった印象です。
釣れるのは30cm前後のシラメか、40アップか、という感じで二極化していたと思います。
本年はなるべく好条件でお客様に釣りをしていただくために、御母衣ダムに限らず私の知見のある範囲で近隣のダム湖を巡りました。各地のダム湖の状況を踏まえて、常に自分にできるベストなフィールド選択をご提案したつもりです。
当店はタキガヒラの一馬力営業ということもあって、皆様からのご要望を満たせるだけのスクール開催が出来ていないのが現状ですが、これからも続けて行きたいと思っておりますので、本年のスクール参加が叶わなかったお客様も来年のご参加を心よりお待ちしております。
前書きが長くなりましたが最終日の様子をご覧ください。今回も最後に相応しい魚が姿を現しましたよ。
スクール最終日
最終日のお客様は愛知県からお越しのF様とI様、そして女性アングラーのT様の3名でご参加頂きました。
F様とT様はお店にもよくご来店いただいて、仲の良い美男美女のカップルであります(羨)
スクールは最終日でしたが御母衣湖の状況も日に日に厳しく、釣果を出すのは上級者でも難しい状況でしたので近隣のダム湖へフィールド変更をご提案させて頂きました。
御母衣湖の状況が厳しい要因としては、①釣り人からのプレッシャーが高い ②ワカサギの接岸が遅い(あるいは少ない)。この二点が大きな要因だと考えています。
近年御母衣湖では多くの釣り人が訪れる人気フィールドとなっていますが、それ故にプレッシャーが以前よりも高くなっています。
また、釣れた魚のストマック(胃の内容物)も確認していますがワカサギが少なく、昆虫食の個体も多く見られます。スレた魚たちが再びルアーに対して口を使うようになるには、ワカサギというベイトが必要不可欠なのです。
おっと、少し話を戻してスクールの内容を振り返ります。
朝イチは夜明けと共に釣り開始。いつものようにO.S.P./ASURA II925F/SPを使用してミノーイングの操作方法から説明させて頂きました。
ミノーイングにおいて大切なのは、トラウトに対して有効なアクションを覚えて、カラーとアクションを適時変化させながらアプローチすることです。
夜明けと共に魚たちがライズを始め、気配が漂います。
タキガヒラにも早々にヒットがありましたが、交換したばかりのリーダーがなぜかアワセ切れしてしまい、??な感じ。
お客様に話しかけに行くと、女性アングラーのT様にヒット!O.S.P./ASURA II925SP(KFGシラワカ)で32cmほどのイワナをキャッチです。


明るくなってライズが減ってきたので、表層での反応も少なくなると考えてクマタニトラスト/サブライムスプーンで表層〜中層のレンジを重点的に探って行きますが、F様とI様にもバイトなどはあるもののヒットにはつながらず。反応が薄れたタイミングで場所移動しました。
この日は終日晴天+無風の状態でしたので徐々にボトムの釣りへシフトして行きます。
最初に女性でも扱い易いi Jet Link/PULURAを使用した釣り方をご紹介すると、呑み込みが早かったので操作はバッチリです。誰に、いつ魚が掛かってもおかしくない状態でしばらくすると…。
再び女性アングラーのT様にヒット!竿も大きく曲がっています。
ボトムからの長いファイトタイムを経て、浮上したのは良型の銀鱗。緊張のランディングも無事に成功して42cmの陸封サツキマスをキャッチです。
ヒットルアーはi Jet Link/PULURA12g(渓雪グロー)でした。


その後もルアーに魚が触るような感触はあるものの、ヒットがなくなり一旦お昼休憩。
暖かい天候で外でご飯を食べるには最高の一日。そんな最高のロケーションで今季最後のもつ鍋を皆さんに食べて頂くことができました。
13時頃まで休憩して再度場所移動。
3箇所目ではジャックガウディによるジギングも解説させて頂きました。ジギングは少しコツのいる釣りですので、闇雲にやってしまうとヒットすらしない方も多いです。
そういった間違った認識をしないためにも、スクールではメタルジグで魚を掛けるための正しいアクションの仕方を説明し練習して行きます。
カスケットからジギング用のロッドも提供して頂いているので、実際にジギング用のロッドを使用して練習できるのも当スクールのオススメポイントなのです。
3箇所目ではチェイスなどはあるものの、お昼頃の厳しい時間帯ということもあってヒットはありませんでしたが、ミノーイング、スプーニング、ジギングと各メニューを無事に終えることができました。
当スクールでは、御母衣湖を中心にスクーリングを行っていますが、その内容は御母衣湖に限らず各地のフィールドで釣果を出すための内容となっています。
それぞれ特性や役割の異なるルアーの操作を覚え、フィールドの特性や状況に合わせて釣りができるように、必要最小限のルアーの使い方を覚えて頂きたいと思っております。
我々の近くには魅力的な湖のフィールドがたくさんあります。そんな環境をより楽しむために、この日のスクールの内容が参加者の皆様の糧になることをいつも心から願っています。
今年参加いただいたたくさんのお客様!タキガヒラはいつも皆様の釣果を楽しみにお待ちしていますよ!今年のレイクフィッシングスクールも大変お疲れ様でした!
ではまた!
=今日のアイテム=

小さな釣具屋モノクローム(Fishing Gear Monochrome)
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