夏のビワマストローリング(後編)

FISHING REPORT

サクラマス釣りを愛するカップル2名と約束していた琵琶湖のビワマストローリングに挑戦。

8月の照りつける太陽の下、琵琶湖のど真ん中でカップルたちが愛を叫ぶ。(嘘です笑)

(夏のビワマストローリング(前編)はこちらから)

今回の主役?は今年からサクラマスにも挑戦しているホッピーと彼氏のD様。
ルアーの前についている大きな鉄板はドジャー(集魚板)と呼ばれるもの。広い湖の中で魚にアピールするためのシステム。

前編ではトローリングの主なタックルシステム(レッドコアラインとダウンリガー)の説明をしました。

夏の琵琶湖の表層水温は非常に高いのですが、ある一定の水深以下になると水温が分かれて冷水層になります。

ビワマスたちはこの冷水層で活発に餌を捕食するのですが、今年は餌となる稚鮎が大不漁。

好調が続いていた琵琶湖では近年で一番厳しい状況の今シーズンです。

ビワマスの餌は主にアナンデールヨコエビ(琵琶湖固有種のオキアミみたいなプランクトン)と稚鮎(氷魚)、イサザ(ハゼの仲間)などが主なベイトですが、今年は稚鮎の不良で活性も物凄く低い感じがします。

ちなみにビワマスのメインベイト達の詳細はこちらのリンクから勉強できます↓



今回のメインベイトはイサザのようですが餌が少なく、ストマックにもあまりベイトが入っていません。

このイサザって面白い魚で、ハゼの仲間なのに琵琶湖内の中層をフワフワと群れで漂っているんです。

このタイプの魚って基本はボトム(底)にくっついていると思うんですが…、イサザも琵琶湖の中で独自の進化を遂げた固有種の一つ。

琵琶湖って生物学的に見ても固有種がたくさん居る興味深い湖です。

イサザをメインベイトにしているためか、反応するルアーもいつもとは違う感じがしました。

やや茶色っぽい水牛角スプーンやシェルスプーンに最近は反応がいいようです。

この日私が見つけた一番のヒットルアーはディックナイト#0のマットブラウンでした。

やはりイサザみたいな地味な色に反応がいいのかな?と考えているうちにお昼になって帰港となりました。

サイズは思うような大きさが釣れませんでしたが、なんだかんだで30匹の釣果に50アップが2〜3本。

普段のサクラマスの釣りを考えればこれでも十分すぎる釣果と思えます。

こんな魚がたくさん釣れるのだから、また皆で一緒にいきたいね!
ホッピーも50アップを無事にキャッチ!
オープン記念で作成したモノクロTシャツ。あと少しだけ在庫があるのでウェブショップにも掲載します。

一日中お世話してくれた安田さんもありがとうございました!

ではまた!


モノクロームオープン限定Tシャツ販売中です↓

※追加生産・再生産はありませんのでこの機会にぜひどうぞ!

今回モデルをしてくれたホッピーは身長172cmでLサイズを着用です(驚)。

サイズ感については男性の方の参考にもしていただけます。

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