フルハンドメイドミノー110MDF(8.6g)

HANDMADE LURE

先日納品したフルハンドメイドミノーを時間がある時にモデル別に紹介していこうと思います。

今回は私が本流、湖ゲームで最も多様している110MDFについて紹介です。

上から山女魚、金ヤマメ、長良鮎

このミノーの開発は2017年の庄川サクラマスから始まりました。

開発当初から爆発的な釣果を生み出した110MDF。

開発当初からあまりにも良く釣れたので、本流サクラマスだけに留まらず、本流アマゴや陸封サクラマスに使用したところ、効果は十分でした。

2017年5月に110MDFにヒットした庄川サクラマス61㎝
2019年7月に110MDFにヒットした長良川本流アマゴ37㎝
2023年2月にダム湖で釣れた陸封サクラマス44㎝。本流・湖どちらにも有効です。

ただし当初の110MDFには飛距離に若干の不満があり、これを解消するための設計変更を繰り返しました。

本流用のミノーをバルサでハンドメイドするときの一番大きな壁がこの「飛距離」の問題です。

軽量で高次元レスポンスの半面、その軽量さや固定重心設計故のキャストフィーリングのストレスです。

110MDFは11㎝で8.6g(フックレスウエイト)と軽量ですが、飛行姿勢を安定させることで解消することを試みました。

私自身、富山県の庄川や神通川、福井県の九頭竜川をはじめ様々なサクラマス河川でテストをしてきましたが、

この110MDFにおいては九頭竜川や神通川の中・上流域の河川規模でストレス無くキャストすることが出来、なおかつバルサの浮力が活きた高次元レスポンスであることを目標にトライ&エラーを繰り返してきました。

そして何より、細く滑らかなボディラインと女性的な美しさを兼ね備えていること。

これらすべての我儘な条件を満たした渾身の力作が110MDFなのです。

110MDFは「MD」(ミッドダイバー)という名称から、よく潜り、引き抵抗の大きいルアーを想像させるかもしれません。

しかしこのMDは実際にはシャローランナー寄りのMDで、本流のダウンで使用した場合の平均潜行深度は50~70㎝と浅いのが特徴です。

上手く流れに馴染んで潜行した場合でも最大100㎝程度の潜行深度になることが多いのです。

そしてボディバランスと細身のスクエア型基盤リップの効果で引き抵抗が軽く、小さなアクションの入力で大きなフラッシングを見せてくれます。

MDタイプでありながら、サクラマスやアマゴが好きなアクション時の「抜け感」も作りやすいのが特徴です。

フックはサクラマスと本流アマゴどちらにも対応する、がまかつハイパーシールドRB-Mショートシャンク#5

標準装備のフックは本流サクラマス・本流アマゴ・陸封サクラマスすべてに対応できるがまかつ社のハイパーシールドRB-Mショートシャンクの#5をセット。

もしサクラマスだけで使用し強度を重視するのであれば、がまかつ社のハイパーシールドSP-MHの#6の方がやや太軸で強度も高いです。

(ハイパーシールドはRBの方がSPの同じ番手よりも一回り小さいのです)

針先の耐摩耗性が非常に高く、おまけに錆びない、曲がらない高強度な信頼を置けるジャパンクオリティのフックです。

せっかくのヒットを何としてもキャッチに繋げて欲しいから、この高価なフックを標準装備にしています。是非このままお使いください。

リップをつける前の110MDF長良鮎
リップをつける前の110MDF山女魚と金ヤマメ

大きなミノーはサンディングなどの地味な作業も大変ですが、大きなミノーで大きな魚を釣ることに大いなる夢を感じる私。

そして何よりこの大きなミノーに好反応を示す個体が必ずいます。

そしてスレてきた魚に対して、ルアーの比重を軽くするということは非常に重要とも考えています。

下流部でサクラマスを狙う場合は、魚もミノーを見慣れていないし、何よりも飛距離とレンジを優先することが重要と考えているので、この点はインジェクションミノーで網羅できると考えていますが、

中流・上流と遡上が進むにつれてシビアになっていく鱒達の口をこじ開けてくれるのが、軽量なバルサミノーだと思っています。

大きなミノーに大きな夢を託して、是非大河に向かってキープキャストしてみては如何でしょうか?

さてさて、本日はこんなところで!

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