陸封サクラマス釣行記
新しくブログを開設して、オフシーズンは投稿ネタも少ないので過去の釣行を現在の私目線で解釈していきます。
特にポイント選定や釣行タイミングの選定について解説しながら振り返ってみたいと思いますので最後まで読んでみてください。
今回は2013年3月17日の御母衣湖での釣行記を振り返ります。私が御母衣湖に通い始めた2年目のことです。
投稿日の10年も前の話ですが印象に残っていてよく覚えています。
よく覚えてるというのもこの日は過去遡っても本当によく釣れた日だったからです。
40㎝前後のサクラマスが午前中だけでストリンガーに繋ぎきれないくらい釣れて、午後からもさらに追加してました。
この時の同行者の佐藤隆さんと二人で良型の陸封サクラマスが10数本は釣れました。
御母衣湖で数が釣れるときは大概小型が多いですが、この日に限っては型が揃っていましたね。
この日の好条件だった要素
この日の好条件だった要素としては
- ゆっくり水位が上昇し、急激な水位変動が無かった
- 御母衣湖全体に強い濁りが入っておりBW(バックウォーター)付近のみクリアになっていた
この二つです。
水温は4℃前後で御母衣湖の魚なら釣れる水温ですが、それでも釣れる水温としてはギリギリラインなので好条件とは言いにくく、
好条件の要素はやはり上記の二つが大きかったと思われます。
特に3月~4月の御母衣湖ハイシーズンでは渇水期~貯水開始の時期になる為、水位変動が大きいのが特徴です。
御母衣湖は2月に一度貯水量を最低ラインまで落とし、3月ごろから河川流入量に合わせて徐々に貯水を開始していくパターンが恒例です。
釣れる水位変動の条件としては1日当たりの水位変動が1~2m以内が理想で一週間当たりの水位変動が5m以内程度だと釣りやすく、
逆に一日で水位が3~5m変動して、一週間で20m前後変動した場合は釣りにくいことが多いです。
御母衣湖の水位変動をチェックする方法
御母衣湖の水位変動を確認するには国土交通省の「川の防災情報」を確認すれば水位変動の履歴も確認できますのでブックマークの必須項目です。
水位変動が大きいほど、水位や水色がいいのに「あれ?魚っ気が全然ない!」てことになりがちです。
もう一つの要素は部分的に水色が良かった(クリア)です。
完全にクリアでないといけないわけではないですが、
この時期の御母衣湖は減水した際に湖底の泥が露出し、風が吹くたびに泥が岸際の波立ちで削られて濁っていきます。
その濁りはかなりきつく、魚といえども捕食不能な水色のようでこの解禁当初の3月は濁りが強く釣れる魚が細いです。
魚も濁りエリアでは捕食が難しいので水がクリアな(あるいは捕食可能な範囲の濁り)エリアで餌を探しながら回遊していると思われます。
なので釣り場を選ぶとき、はクリアからやや濁り程度のエリアを選んで釣りをしてください。
御母衣湖の水色を把握する方法
遠方で水色が確認できない場合は庄川漁協のHPに3月頃になると頻繁に御母衣湖の様子がアップされるので要チェックです。
もちろんこの要素はあくまで人間側から見て、湖の見た目で判断できる条件であって、そこにたまたま魚が入荷してくれていたという運の要素が入りますが、
それは人間が操作できる要素ではないので、あとは釣れるまで何度も通うだけです(笑)
朝一は魚も浮き気味でミノーでの釣果もありました。
市販のミノーで御母衣湖に持っていくならシュガーディープ2/3の85Fは1本あると便利です。
ちなみにこの魚もシュガーディープ2/3で釣れた40㎝でした。
日が昇って、水中に太陽光が入りだしたらCASKETの軽比重メタルジグ「ジャックガウディ」を投下します。
朝一から釣れなくはないですが、せっかく魚が浮いているのでミノーで釣りたいところ。
ちなみに御母衣湖の場合はメタルジグは日中に反応が多いです。
もう10年も前の写真なんで写真掲載が恥ずかしいです(汗)
渇水期の御母衣ダムでは湖底が露出してひび割れた泥の地面が続きます。雨が降るとぬかるんでよく滑るのでアイゼンをつけて歩行される方もいますね。
こちらは今回の同行者、佐藤隆さん。
長年御母衣湖に通っている湖の釣りの師匠です。スプーニングが得意ですが最近はメタルジグからミノーまで幅広く使って釣果を出しています。
師匠曰く、ここ数年は以前の暦(釣れる時期)と変化してきて、これまでよく釣れた時期(3月)に釣れず、諦めたころ(4月中旬)に爆釣なんてこともしばしば、だそう。
今日はたくさん書いたのでここまで!次回はメタルジグの使い方なんかも解説したいですね!終わり!
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