2025年の御母衣湖レイクフィッシングスクールの釣果をまとめてみました。来年以降のスクール参加をご検討されている方の参考になればと思います。
2025シーズンダイジェスト(YouTube)
細かい説明は後に記載していますので、まずは動画にて御母衣湖でのスクールの雰囲気やヒットシーンなどをご覧ください。
参加者の釣果まとめ
2025年のスクールは3/2〜4/17までの約一カ月半ほどの期間で開催させて頂きました。
2025年は延べ開催日数15日間、延べ人数31名の方々が参加されました。
今回も多くの申し込みを頂いて、予約が早期に埋まってしまう状態でした。私の一馬力運営ということもあって毎日開催は出来ず、週に3日程度の開催ペースでの運営でした。
来季はルアー製作のスケジュールも調整しながら、なるべく今回よりも開催日数が増やせるよう努力したいと思っています。
2025年の御母衣湖は年々減少傾向にあるワカサギの影響もあるようで、魚がこれまでになく薄い状況でした。昨年も厳しい年でしたが、これほど魚が薄かった年は経験したことが無いほどです。
シラメ(サクラマスやサツキマスの幼魚)も例年より数なかったですが、中型サイズ(35〜40cm未満)の魚影が異常に薄く、今年のスクール中には中型サイズの釣果がありませんでした。
しかし魚が薄い恩恵としては、出れば大型(40〜50cm)のサクラ・サツキが狙える状況で、サイズは例年よりも大型の魚が多い印象でした。
余談ですが、御母衣ダムを管轄する庄川漁協はコロナ以前まではワカサギの発眼卵を放流できていたものの、それ以降はワカサギ発眼卵の入手が難しくなり、放流が出来ていないとのことでした。
私からも漁協に何度か交渉してワカサギ発眼卵の放流を促しておりますが、もしこれを読んでいただいた遊漁者の方も庄川漁協の事務局や監視員などに会う機会があれば是非ワカサギ発眼卵放流を再開するようお願いしてください。
少し話が逸れましたが、元に戻します。
2025年の解禁(3/1)から2〜3週間ほどの間は御母衣ダムの水位が低く、濁りも長期的に発生していたことや、水色が回復しても魚が極薄かった為に、お客様には近隣のダム湖へ転戦することもご提案してきました。
フィールドを変更する場合には、移動先のダム湖によって釣れやすい時間帯が異なるため、早朝より釣りを開始するなどスケジュールも変更します。
また、私の「出張費」として通常料金よりも価格帯が割高になってしまうというデメリットがありますが、今年に関してはこのフィールド変更が功を奏して、釣果に繋げることができた日もありました。
私としては各地のダム湖の状況は常に意識しており、情報がない場合は、スクール前に単独釣行して状況把握に努めています。
シーズン全体でのスクール参加者(延べ31名)の釣獲数は15尾(1人当たり平均0.48尾)という大変厳しい結果となりました。
(※前年(2024年)の釣果は1人当たり平均0.48尾。2024年の実績はこちらをご覧ください)
(※一昨年(2023年)の釣果は1人当たり平均1.13尾。2023年の実績はこちらをご覧ください。)
お客様の釣果データ(トラウトに限る)としては
30cm未満…7尾、 30〜34cm…5尾、 35〜39cm…0尾、 40〜44cm…3尾、45〜49cm…0尾、50c以上…0尾
魚種ごとの内訳は以下の通りとなりました。

2025年の1人当たりの釣果平均は0.48尾となりましたが、参加者31名のうちトラウトの釣果があったのが12名でした。
つまり約39%の方に釣果があり、残りの61%の方には釣果が無かったということになります。
もちろんノーキャッチの場合でもバイトやバラしなどがあったケースも多くあります。中には良型をヒットさせたが、痛恨のバラシという方もみえます。
何かしろの反応はあることの方が多いですが、湖の釣りに慣れている上級者の方でも渋い日にはなんともならないことが普通にある、これが湖の釣りです。
この点はご参加にあたってご理解を頂きますようお願いいたします。
私もお客様が一日楽しくお過ごしできるよう解説だけでなく、お昼ご飯を作ったりコーヒーを淹れたりと精一杯のサポートを致します。
ダム湖での釣りは簡単とは言いませんが、それ故に価値の高い大きなサイズのトラウトを狙うことができます。
河川で40cmクラスのヤマメやイワナを釣ることは至難であっても、湖で狙えばより高確率で再現性も高いということも事実です。
実際にスクール参加後にダム湖に通ったお客様には、良型を釣られて報告を頂いた方も多く、写真なども頂きました。


釣れる魚のサイズやコンディションの良さ、高いゲーム性を持つ魅力的な止水の釣りですが、川のような流れの無い釣りに対して抵抗がある方も多いと思います。
本スクールではお客様が重いと感じている最初の扉を出来るだけ軽く、楽しく湖での釣りを始められるように要点を押さえながら必要最低限のルアーの種類と使い方を説明し、御母衣湖での釣りを体験頂ければと思います。
滝ヶ平の釣果まとめ
スクールでは解説タイムと実釣タイムを交互に取りながらスクーリングを進めていきますが、実釣タイムの間、私もお客様の隣で竿を出させて頂いています。
これは魚の反応を見ながらポイントを移動するタイミングを図ったり、反応次第では使用するルアーをこちらから提案することもあるからです。
湖の釣りでは魚の反応が日を追うごとに変化していきます。特に釣り人からのプレッシャーが強くかかり出すシーズン中盤ではスレが生じて「魚が居るのに食わない」という状況も出てきます。
お客様の貴重な1日ですので、できる限り釣果に結びつくように状況把握をしていると思っていただければ幸いです。
15日間開催されたスクールで、もちろん私もボウズで終了する日もありますが、総計10尾の釣果がありました。
平均的に参加者の方よりもサイズが大きいことが分かります。
サイズが大きいほど賢い魚になりますから、やはり釣り方次第では良くも悪くも釣れる魚(騙せる魚)のサイズは大きく変わるということが比較できる結果となったと思います。

来年の参加を検討される方へ
2026シーズンも引き続きスクールの開催を予定しています。スクールの詳細については2026年2月より受付開始予定です。
御母衣湖は減水期に強く濁るため、特に3月上旬は濁りによる影響を受ける場合がありますので、予めご了承ください。
御母衣湖が釣り不能な場合や、状況が芳しくない場合には近隣のダム湖へのフィールド変更を提案することもあります。
御母衣湖の水位状況は下記リンク↓から確認できますが、解禁前にはダム湖の様子を偵察して当ブログにて公開する予定です。
また、御母衣湖で釣りするために必要な遊漁券を現場でも購入できるように取扱いも開始しました。(取扱店名:小さな釣具屋モノクローム)
1日あたりの定員は原則2名です。ただし、団体(お仲間)で申し込みの場合は参加者全員の承諾があれば1日あたり3名まで対応致します。
(船の乗合と同じように個別の申し込みの場合は初対面の方とスクールを実施することもあります)
平日のスクールについては昨年同様、2名以上の申し込みであればお受けする予定です。











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